こんにちは。アラフォーパパです。
受験と聞くと勉強と想像すると思います。
しかし、健康な状態でなければ、十分に勉強を行うことも難しいと思います。
健康を害することとして最初に思いつくのは風邪ではありませんか?
風邪は受験生を抱える家庭では、特に注意され、家族全員で風邪をひかないように努力されることも珍しくありません。
そこで今回の記事では風邪に対してできることについて、基本に立ち返って考えてみたいと思います。
それではご覧ください!
目次
風邪とは?
みなさんは、風邪って深く考えたことはありますか?
鼻水がでたら風邪ですか?咳が出たら?熱が出ないとだめ?
ウイルス?細菌?
よくよく考えてみると、風邪ってなんだろうと思いませんか?
おそらく、なにか体調不良があって、鼻水とか咳とかがあれば、風邪ひいたかもしれないって言っているのではないでしょうか。
実は、一般社団法人日本呼吸器学会では、風邪をしっかりと定義しています。
そもそも、風邪ではなく、かぜ症候群、なんですね。
ここには、「鼻腔から咽頭までの気道(上気道)の急性の炎症による症状を呈する疾患」と書かれています。
原因は80~90%がウイルスで、ライノウイルス、コロナウイルス(旧型です)、RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスなどによって引き起こされます。
そして、外出時にはマスク、外出後には手洗い、うがいを行うよう記載されているのです。
このように、手洗い、うがい、マスクの着用は風邪を予防する上でとても重要なファクターになります。
以下では、これら3つの予防に加えて、室内の換気を解説していきます。
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、すでに身についていると思いますが、再度確認をして、十分な予防を行いましょう。
手洗いの重要性
手洗いは風邪予防において非常に重要です。
正しい手洗いの手順とタイミング、そして手指衛生を徹底するためのポイントについて説明します。
正しい手洗いの手順
- 流水でしっかりと手を洗います。
- 適量の石鹸を手に取り、よく泡立てます。泡立てる際には手の指や爪の間、手の甲なども忘れずに洗いましょう。
- 手のひら同士をこすり合わせ、指の間や親指、手首などを念入りに洗います。最低でも20秒以上かけて洗いましょう。
- 水を使って十分に洗い流し、手指の表面と泡を洗い落とします。
- 紙タオルで手を拭きます。手を乾燥するためのドライヤーなどの使用もよいでしょう。
親指の付け根周りや小指側の側面、指と指の間などは洗いもれが多いので、意識して洗うようにしましょう。
手洗いにかける時間や回数は?
手洗いを行う際の、揉み洗い時間や揉み洗いの回数について調べている論文があります。
その論文によれば、揉み洗い時間を10秒と60秒で比較した場合には、60秒のほうがウイルス量が減少する可能性があるとしています。
遺伝子量としては、14.7%になったという結果でした。
また、揉み洗い10秒間を2回繰り返した場合は、1回のときに比べて1.23%の遺伝子量に減ったという結果になっています。
実際に、そこまで減るかどうかは別として、少なくとも、60秒間の揉み洗いや2回繰り返しての揉み洗いが有効であることは確かだと思います。
少しの時間で感染リスクが下げられるのであれば、やるしかないでしょう!
手指衛生を徹底するためのポイント
①風邪予防のためには、手洗いはこまめに行いましょう。
特に次のタイミングで手洗いをすることが重要です。
- 外出から帰った直後
- 食事の前後
- トイレ使用後
- 鼻をかんだ後や咳やくしゃみをした後
②アルコール消毒剤を使用する場合は、手の表面と指の間、爪の下などをしっかりとこすり洗いしましょう。
③紙タオルを使用して、手の乾燥をしっかりと行います。
湿ったままの手は触れたところに付いている細菌やウイルスが付着しやすいためです。
④紙タオルを使用するときは、指先から手首に向けて拭きましょう。
手首より上は洗っていませんので、その部分に触れた紙タオルが指先に触れるのを防ぐためです。
プロを指名出来るオンライン家庭教師手洗いは風邪予防の基本であり、ウイルスや細菌の感染リスクを大幅に減らす効果があります。
忙しい日常においても、手洗いを欠かさず実践し、正しい手洗いの習慣を身につけるように心掛けましょう。
うがいの効果と方法
うがいは風邪予防に有効な方法です。
以下では、正しいうがいの手順とタイミング、さらにうがい薬や塩水(生理食塩水)の利用方法と注意点について説明します。
正しいうがいの手順とタイミング
- 口を少し開け、うがい薬または塩水(生理食塩水)を含みます。適量のうがい薬や塩水は、製品の指示に従って使用しましょう。
- 頭を後ろに傾け、うがい薬または塩水をのどの奥に向けて注ぎ込みます。
- 喉の奥まで到達するように、うがい薬や塩水(生理食塩水)を数秒間保持します。
- 口の中の液を力強く吐き出し、喉から排出します。この際、水が顔にかかる可能性があるので注意が必要です。
うがいは1度だけでなく、1回のうがいで何度も行いましょう。
うがい薬や塩水の利用方法と注意点
①市販のうがい薬は、ウイルスや細菌を殺菌する成分が含まれています。
使用前にラベルや説明書をよく読み、使用方法と推奨される量に従いましょう。
②塩水(生理食塩水)は自宅で手軽に作ることができます。
温かい水(100ml)に小さじ1杯(0.9g)の食塩を溶かし、うがいに使用します。
生理食塩水であれば、体液の浸透圧と同等ですので、水道水に比べて粘膜への刺激がかなり無くなると思います。
ただし、食塩の過剰な使用は喉に刺激を与える可能性があるため、しっかりと測って作りましょう。
③毎日のうがいは風邪予防に効果的ですが、適切なタイミングで行うことが重要です。
特に以下の場合にはうがいを行いましょう。
- 外出先から帰った直後
- 食事の前後
- 口の中に異物を感じたとき
- 咳やくしゃみをした後
うがいは口内のウイルスや細菌を排除し、のどの状態を清潔に保つために役立ちます。
正しい手順と適切なタイミングでうがいを行い、うがい薬や塩水(生理食塩水)を使用する際にはやり方をしっかりと確認するようにしましょう。
マスクの役割と選び方
マスクは風邪予防において重要な役割を果たします。
以下では、マスクの風邪予防への効果と利点、適切なマスクの選び方と着用方法について説明します。
マスクの風邪予防への効果と利点
マスクは、口や鼻から飛沫やウイルスの拡散を抑える効果があります。
感染源である自分自身や他人への感染リスクを軽減することができます。
特に密閉された場所や人混みでの使用は、感染リスクを大幅に低減することができます。
マスクは、他人への思いやりを示す行動でもあります。
自分自身だけでなく、他の人々の健康を守るためにも使用することが重要です。
適切なマスクの選び方と着用方法
風邪予防に効果的なマスクは、適切なサイズで顔をしっかりと覆うものです。
口と鼻を十分にカバーし、ギャップができないように注意しましょう。
不織布マスクやN95マスクは高い防護効果があります。
最近ではしっかりとした不織布マスクが安価で売っていますので、それを利用すれば良いでしょう。
N95マスクは防護効果は高いですが、呼吸に必要な空気も入りにくく、動く必要のある人には向きません。
マスクを装着する前に、手洗いを行います。
マスクを顔に正しくフィットさせ、鼻と口をしっかり覆い、耳や後頭部のストラップで確実に固定します。
マスクを装着している間は、マスクに触れることを最小限に抑えましょう。
必要な場合にはマスクを調整した後に手をしっかりと消毒することが大切です。
使用後のマスクは感染性病原体が付いているものとして扱う必要があり、適切な方法で処理しましょう。
使い捨てのマスクは他の方が触れることがないように、十分注意してゴミ箱に捨ててください。
プロを指名出来るオンライン家庭教師マスクの効果的な利用は、風邪予防において重要な役割を果たします。
適切なマスクの選び方と着用方法に従って、自身と他人の健康を守るためにマスクを使用しましょう。
室内換気の重要性
室内換気は風邪予防において重要な役割を果たします。
以下では、室内換気の役割と効果、換気方法と実践のポイントについて説明します。
室内換気の役割と効果
室内換気は、室内の空気を新鮮な空気に入れ替えることで、ウイルスや細菌の濃度を低減し、感染リスクを軽減します。
換気により、室内の湿度や揮発性有機化合物(VOC)の濃度も調整され、快適な環境を維持することができます。
また、二酸化炭素濃度の減少も重要です。
二酸化炭素濃度が高いと、眠気がでたり、注意力が低下したりと様々な症状が出やすくなりますので、密閉された空間や長時間滞在する場所では、室内換気がより重要になります。
換気方法と実践のポイント
①定期的に窓やドアを開けて、新鮮な空気を取り入れましょう。
数回の窓の開閉や交互の換気が効果的です。
外気の流入を促進するために、室内のドアや窓の位置を調整することも考慮しましょう。
②換気を行う際には、外気温や気象条件に注意しながら適切な時間帯を選びます。
特に寒冷な気候下では、短時間の換気や部分的な換気を行うことが重要です。
③適切な換気を実践するためには、室内の空気の循環やフィルタリングをサポートする設備や装置の使用も検討しましょう。
④換気の際には、他の風邪予防策と併用することが効果的です。
⑤マスクの着用や手洗いなどの基本的な衛生対策を忘れずに行いましょう。
プロを指名出来るオンライン家庭教師室内換気は、室内空間の空気の状態を改善し、感染リスクを低減するために重要な手段です。
定期的な換気を実践し、快適で健康的な室内環境を維持することが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
受験生にとって、風邪にかからないようにすることはとても重要なことです。
手洗いやうがい、マスクの使用、換気など自分で注意するだけで、風邪のリスクを大きく下げることが出来ます。
ぜひ実践してください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
参考文献
Norovirusの代替指標としてFeline Calicivirusを用いた手洗いによるウイルス除去効果の検討 感染症誌 80:496-500, 2006
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