(近代日本史)王政復古の大号令

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こんにちは。

アラフォーパパです。

前回は「大政奉還の建白」という題名で記事を書きました。

様々な思惑が重なり、幕府と薩長の武力対決が一時的にではありますが、回避されました。

そして、大政奉還によって政治を行うことを朝廷に返上します。

幕府側と雄藩連合側それぞれの実権争いについて、細かく知っておくことが重要です。

大政奉還に向かうきっかけとなった土佐藩の公議政体論についても学んでおきましょう。

今回は、王政復古の大号令の前後についてを中心におさらいしていきましょう。

それではご覧ください。

討幕の密勅

幕府が大政奉還を朝廷に申し入れた10月14日の前後に、一つの動きがありました。

薩長は討幕計画を進めていましたので、正当性を得るためにも、朝廷の許可や指示が必要でした。

そこで、岩倉具視らと連絡を取り合っていたのです。

その成果がでたのが、1867年10月13日であり、薩摩藩に対して討幕の密勅が出されました。

これは佐幕派の公卿には秘密裏に行われていました。

また、翌日10月14日には長州藩に対しても討幕の密勅が出されたのです。

しかし、幕府は10月14日に大政奉還を申し入れ、15日には朝廷が大政奉還を許してしまいましたので、討幕の必要性がなくなってしまいました。

薩摩藩や長州藩としては、非常にタイミングの悪い出来事となってしまいました。

この討幕の密勅は佐幕派の公卿には秘密裏に行われていたことから、幕府には伝わっていなかったはずなので、本当に軍前が重なった可能性が高いです。

ただし、王政復古の大号令のときに薩長と一緒に土佐藩がいますので、土佐藩は知っていて、大政奉還の建白を幕府に対して行っていた可能性もあるのかなぁと想像されます。

いずれにせよ、入試では大政奉還の申し入れおよび朝廷による許可がでたことで、討幕の密勅の意味がなくなってしまったということが大事かなと思います。

王政復古の大号令

密勅が意味をなさなくなってしまった10月から、2ヶ月後、薩摩藩と長州藩は巻き返しを図ります。

12月9日に土佐藩も巻き込んで政変を決行します。

その結果、王政復古の大号令がだされることになります。

幕府側は京都二条城から櫻坂上に退いて様子を見ることになります。

王政復古の大号令として大事なことは大きく4つです。

①将軍慶喜の辞職の正式許可(将軍とは征夷大将軍という朝廷から任じられた職でしたね)

②摂政・関白・幕府の廃止

③三職の設置

④天皇親政の宣言

といったところでしょうか。

それでは、三職について見ていきましょう。

三職制

薩摩藩、長州藩、土佐藩などによって行われた政変によって、新しい政府が作られました。

その政府では、三職と呼ばれる職が作られました。

①総裁:有栖川宮熾仁[ありすがわのみやたるひと]親王を初代総裁へ

②議定:雄藩藩主および皇族・公卿が任命される。

③参与:公家および雄藩の代表藩士が任命される。

参与には、ここから活躍していく藩士たちがたくさん任命されており、新政府の中心となっていきました。

例えば、薩摩藩の大久保、西郷や長州藩の木戸孝允、広沢真臣、土佐藩の後藤象二郎、福岡孝弟、肥後藩の大隈重信などがいました。

小御所会議

政変がおきた12月9日の夜には新政府の最初の三職会議が開かれました。

場所は京都御所内の小御所でしたので、小御所会議と呼ばれています。

山内豊信や松平慶永などは前職軍の慶喜の立場を擁護しようとしていましたが、武力討伐を求める勢力との激論によって、「辞官納地」の方針となりました。

辞官納地とは、慶喜に内大臣の官をやめさせ、幕府領を朝廷に返納させようとするものでした。

さすがに幕府側はこの方針に憤激したため、薩摩藩を武力で打つという方針を決定して、翌68年1月に大阪から京都へ進撃することになりました。

その結果、次の記事でまとめている戊辰戦争の始まりとなってしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は「王政復古の大号令」と題して、記事を作成しました。

薩摩藩や長州藩による討幕方針はまだまだ続いていました。

ついには朝廷を動かしますが、大政奉還によって一度は中止になってしまいました。

しかし、土佐藩などによる政変によって、新しい政府が設立され、王政復古の大号令が出されます。

征夷大将軍を正式に辞職とし、摂政や関白・幕府などの今までの朝廷の代わりに政治を行ってきた機構をなくし、新たな職を作って政治を執り行う形を整えました。

さらには、幕府側への追い打ちとして、辞官納地の方針を決めます。

幕府側も我慢ならず、ついには国を割る戦いへの火蓋が切って落とされようとしているというのが、この記事のまとめです。

ぜひ、繰り返しご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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